比例道

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Mac classic 環境ではアプリの再インストールが必要だった

実寸で印刷できるからと,鉛筆描きを止めた後の製図にはずっとMac Drawを使っていた.十数年前にクラリスドローに変わった後も使い続けていた.ただし,クラリスドローはMac OS 9まででないと動かない.そのため,PowerMac 8515(8500でないところがマニアでしょ)を維持している.しかし,この1995年製のマシンがいつまで無事に動くかが問題だ.そこで,Mac OS XMac OS 9を動かせるMac classic環境に今更ながら着目して,PowerPC搭載のPowerBook G4を入手した.2枚めのインストールディスクからMac classic環境をインストールして,これでクラリスドローが使えるぞと喜んだのもつかの間,大変なことに気付かされた.Mac classic環境Mac OS 9時代のアプリを起動するには,アプリをインストールしなくてはならないのだ.何を言っているか分からない人もいるだろうから説明すると,Mac OS 9までは,アプリのインストールはそのアプリが動いているマシンからアプリのフォルダごとファイルをコピーするだけで良かった.なので,最初の1台めにインストールするときは,インストールディスク(フロッピーだ)からインストールするが,マシンを買い換えたときはHDDからHDDへのコピーでアプリを移動させれば済むのだ.バックアップもHDDバックアップをすれば済む.そのため,インストーフロッピーディスクにはあまり価値はなく,一度インストールしたらどこへやったか忘れてしまうのが(私にとっては)普通だった.そうやって同じアプリを動かすMacを何台も乗り継いできたのだ.Mac classic環境も同じだろうと思い,PowerMac 8515からPowerBook G4へアプリのフォルダをコピーしたが,動かない.慌ててネットで検索するとインストールディスクからインストールしなければならないことが判明したのだ.うわ,なんてこった.クラリスドローのインストールディスクを最後に見たのは10年以上前だった.Mac Drawのディスクなんて20年くらい見てない.捨ててはいないが,どこにあるかなんか思い出せない.引っ越しでもしない限り,出てこないと思う.よしんば見つけ出したとして10年以上前のフロッピーディスクが無事に読めるだろうか.というか,PowerBook G4にはフロッピーディスクドライブ付いてないし...結局PowerMac 8515を後生大事に維持しなくてはならないことが分かったのだった.入手したPowerBook G4どうしよう.OS X Mountain lionが動くMac Book Proがあるから,OS X tigerPowerBook G4は出番がない.