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インテル855チップセットでプロジェクターを使う

PentiumM用のチップセットとして開発された855GMはビデオ機能も担っている.WindowsXPまでは855GM用のグラフィックスドライバーがあったので,それを使えばノートパソコンの外部ディスプレイ出力を普通に使えた.プレゼンが出来たということだ.ところが,Windows 7にアップグレードすると,専用グラフィックスドライバーがなく,標準グラフィックスドライバーになってしまう.このドライバーではノートパソコンのLCDには正しく表示できるんだが,外部ディスプレイ出力が死んでしまう.Thinkpad X31/X32/T41,VAIO 505extremeなどのPentiumM機をWindows7にすると全てプレゼンには使えなくなってしまった.もう完全にあきらめていたんだが,突然問題が解決した.

職場のプロジェクターが更改されてEPSON EB-535Wという機種になった.全ての会議室にこれが導入された.このプロジェクタのユーティリティソフトにEasyMP Network Projectionというものがあって,これをノートパソコンにインストールすると,無線LAN経由でプロジェクタに表示できるのだ.ノートパソコンのWifiアダプタがIEEE802.11gにしか対応していなくても大丈夫.これによりThinkpadX31をWindows7にした私の最もお気に入りのノートパソコンがプレゼン用にも使えることになった.実にめでたい.このX31英語キーボードSSDへ換装しているスペシャルなマシンで私にとって最も使いやすいマシンなのだ.