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革かばんの内張り修理

妻の革鞄の内張りがくさったように痛んできた。かばんやさんへ持って行くと、「内張りが合皮の場合、長いこと使うとこうなってしまうんですよ」と言われた。一軒目のかばんやさんでは「修理は無理です」と言われた。二軒目でも同じ。三軒目は東急ベルの修理サービス。難しくて費用もかかるけどやりましょうと言ってくれた。費用は4万8千円。確か購入したときの価格は5万円くらいだった。新しいものを買った方が良い気もしたが、旅行の思い出がつまっているかばんなので修理を頼んだ。そして1か月後、中だけ新品のように変わったかばんが返ってきた。これはうれしかった。

で、実は同じように痛んでいる革鞄がもうひとつあった。これも修理したいんだが、こっちは3万円くらいで買ったもの。修理代の方が高いのに修理するのは合理的でない。そこで、自分らで修理することにした。夫婦一緒に日曜工作だ。ユザワヤで皮革と布に使える接着剤を買ってきた。この接着剤は乾燥しても柔軟性が失われないタイプだ。内張りにするためのきれいな柄の布を妻が選んで買った。

まず、カッターナイフでくさっている内張りを全部はぎ取った。その後、きれいな布をかばんのサイズに合わせてカット。接着材でかばんの内側に貼っていった。乾くのに1時間だそうだが、念を入れて1日置いた。1日たってみると見事にかばんが復活していた。かばんを開けるときれいな柄がのぞく。前より素敵になった。修理したことにより以前より愛着がわいた。長く使おうと思った。

しかし、今回の件で学習した。長く使うつもりの鞄は内張りが本革か布でないとダメってことを。合皮はくさってしまうのだ。