比例道

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タイムトラベル

運動会で異種格闘技大会に出ることになった。なぜかシードされて1回戦はパス。2回戦は14:30からなので、昼飯も兼ねてオフィスに戻った。オフィスでは仕事を始めて熱中してしまい、時計をみると15:30、「あれ、しまった」と思ったが、2回戦は相手の不戦勝になってしまっていた。後悔したが、勝ち上がるとやたら強い相手と戦わなければならないので、これはこれでいいかと思ったのだった。閉会式に参加しようと会場行きのバスに友人と乗ったのが、16:00。ここで異変が起こる。なんだか知らないが、バス内の時計が14:15に戻ってしまった。このまま会場に着くと2回戦に間に合ってしまう。友人に「未来から来たんだけど、2回戦に出たら歴史が変わってしまう。良いのだろうか。」と相談したが、友人は無言。そのうち会場に着いて、観客席に座った。2回戦が始まって呼び出しがあったので、観念して観客席から試合場に降りた。相手はなぜか2人、2対1かよと思ったが、素人っぽいので何とかなるだろうと構えた。一人が突進してきたので、カウンターで足刀を出したが、モーションが大きいせいか避けられてしまった。そのまま相手は背後に去り、私はスリップして転んでしまった。立ち上がろうとしたが体が金縛りにあったように動かない。力を入れても全然動かない。このままではまずい、「動け!動け!」と念じたが、体は動いてくれない。最後にぅおりゃーと気合を入れて起き上がろうとしたところで、目が覚めた。夢だったのだ。夢でもタイムトラベルで歴史を変えようとしたら、なんだかわからない未知の力で修正されてしまうものだなあと思ったのだった。