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サブリース問題

今日ニュースサイトに論説が載っていた。2015年2016年と新築アパートが急増したのだそうだ。その裏にあるのが、不動産投資を勧める不動産業者と、サブリース問題。サブリースってのは家賃保証のことだ。家賃保証があるからアパート建てても安心ですよと甘い言葉をかけてアパートを建てさせる。しかし、サブリースの契約書を良く読むと、

  • サブリースの期限が切られている
  • 最初の入居者が決まるまでと定められている。その人が退去したら、後の入居者集めは自己責任
  • 家賃はサブリース業者が自由に下げられる。下げるのを拒否したらサブリース契約解除

と、大家には不利な文言ばかり。アパートを建てても入居は進まず、当初の目論見は崩れる。2015年と2016年に建ったアパートの入居率は50%とも70%とも言われている。現在の日本の空室が1000万戸。2033年には空室が2000万戸に増えると予想されている。地震が来て家が倒壊したら、すべて大家の損。大家になるのはリスクばかりで何も良いことがない。そのうち、不動産業者に対する訴訟とか増えるのじゃないかな。