比例道

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逆ターミネーター

ターミネーターというのを思いついた。人類が長く生き延びられる遺伝子を持った人物がいたと仮定する。その人物が子を成すことなく早死にしてしまったら、それが原因で人類が絶滅してしまう。人類の絶滅を防ぐため、未来人は逆ターミネーターを過去に送り込む。逆ターミネーターは人類の救いとなる遺伝子の持ち主が早死にするのを防ぐために働くのだ。早死にしなくても、生涯独身で寿命を全うしてしまった場合には、逆ターミネーターは伴侶を探すのを手助けする。逆ターミネーターが異性で、その人物とくっついても良いか。うーむ、こんなストーリーは昔のB級SF漫画で読んだような気もするなあ。

本当にそういう事態になったら、逆ターミネーターを過去に送ることが真面目に議論されるだろうが、タイムマシンは未来になってもできないだろう。過去を覗くことはできても、過去に戻ることはできない。大統一理論が見出されたとしても、過去に戻るような解は得られないだろうから。