比例道

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ARMの元は6502

ZYNQを使い始めた関係でARMを無視できなくなった.マイコンなんてどれも同じだろうと思っているが,ARMのなんたるかを知りたくてインターフェース誌のバックナンバーを読んだ.2012年2月号に分かりやすい記事が載っていた.ARMは6502に代わるプロセッサが欲しくて68000や80286を検討したが,それらが6502より遅いのに失望して,それじゃあ自分で作ってやろうと作った32ビットRISCプロセッサだった.検討を始めたのが1983年.ARM1が出来たのが1985年だ.私も6502/6800/6809/Z80から8086/80286へ移行するとき,このプロセッサ(8086/80286)は腐っている,こんなのは使えないと思ったクチだ.だけど68000は素晴らしいと思った.私と違ってARMを作った人は68000は遅くてダメだと思ったらしい.人の感じ方はいろいろだね.