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ああ,ラズパイは実験や試作機にしか使えないことが分かった

ラズパイのSoCを負荷100%で動かすと過熱してクロックダウンする.防ぐためにはヒートシンクとファンをつけなくてはならない.ヒートシンク付きケースが1500円から3000円くらい.ACアダプタはスマホの充電用では容量が足りず,2.5Aか3Aのものを買わないと安定して動かない.これが1600円から2000円.読み書きするSDカードは書き込み回数が増えると寿命が来る.ドライブレコーダー用などのMLC搭載型を買わなくてはならない.これが7000円.ラズパイそのものが5000円以上するから,全部買うと2万円弱.中古のパソコン買った方が安いし,信頼性が高い.サーバー用途にラズパイ使うのは意味がないことが分かった.I2CでDACをつなげてハイレゾ再生するのは楽しいけど,自分でオーディオ回路を設計していろいろ部品を試すのならいいが,一品作りで終わるのならメーカー品の据え置きハイレゾ再生機を買った方が手間が省けていいし,耐久性もある.ポータブルで再生したいならハイレゾウォークマンの方が電池の持ちがいいし小さい.

こうなると,ラズパイは試作ロボットやドローンに認識エンジンとして積んで遊ぶような用途以外ではメリットがあまりないことが分かった.ブームはやがて終わるのだろうな.