比例道

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頭脳でチェ・ゲバラになろう

中国の圧政に抗議して焼身自殺するチベット僧侶のニュースを聞くたびに悲しくなる。しかし彼らは自殺するしかないのだ。相手が悪党であっても他人に危害を加えるのを良しとしない精神と、中国に危害を加えたら自分だけでなく身内、知り合いまで投獄され、殺されてしまうという現実があるからだ。しかし、何の罪もない人が死ぬしかないというのはいたたまれない。なんとかしなくてはいけない。オーストラリア人の有志が親チベット反中国のラジオ放送をしているのは知られているが、あまり表立って反中国の活動をしているという情報はない。これは仕方がないのか、いやそうではない。中国政府のような巨悪に対抗するためには、表立って反旗を翻すのは良策ではないのだ。そんなことをすると、すぐに見つけ出されて関係ない人も含めて殺されてしまう。こっそり分からないように反抗しなくてはならない。こっそりと言っても中国兵士を事故に見せかけて殺すというようなことはしない。兵隊が一人くらい死んでも中国政府は痛くも痒くもない。もし、事故死に少しでも不審な点があれば、徹底的に調べられて、結局自分も含めて関係ない人まで殺されてしまう。知恵を絞って、頭脳で反抗するのだ。中国には自分が攻撃されていると気が付かないように攻撃する。これは簡単ではない。しかし不可能でもない。そして解はひとつではない。考えれば考えるほど、さらに良い策が見つかる可能性がある。頭脳はこんなことに使っても良いのだ。学問をするだけが頭脳の仕事ではない。

自分にはそんな能力はないから、何も手助けできないって?いや、そんなことはない。情報発信をすることで力になることができる。チベットの人が情報発信をすると、発信源を突き止められたときに中国から危害を加えられてしまう。しかし、国外からなら中国政府も簡単には攻撃できない。発信した情報が中国に対抗できる頭脳の持ち主に伝われば、それは巨悪を倒す力になる。