比例道

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倉敷大丈夫か?

地震が少ないので、倉敷に移り住んでも良いかなと思い、分譲マンションを見に行った。まだ販売も開始されていない物件で、建設予定地はまだ更地だった。モデルルームはあるので、そこを見学した。内装は高品質で間取りも良く広い。そして、東京で同じクラスの物件を買う値段の半額以下で買える。マンションは材料費の割合がそれなりに大きいので、土地が安くても価格の低下には限度があるように思うが、想像以上に安い。手持ちのキャッシュで買えるので買おうかなと思ったのだが、倉敷市内の様子を見て気持ちが変わった。さびれているのだ。観光客は多いのだが、おそらく団体客であろう集団が消える午後2時過ぎには街から人が消える。それまで街のあちこちに客待ちで待機していた人力車のお兄さんたちもぱっといなくなる。商店街は閑散としてしまう。この街の将来は暗いのではないかと思ってしまった。

事前にウィキペディアで調べて行ったのだが、昔は南にある工業地帯の企業の税収が多く、地方交付税を受け取っていなかったくらい潤っていたらしいが、今は赤字だそうだ。観光業だけでは赤字は埋まらないだろうと思う。倉敷は移住候補地からは外そうと思った。