比例道

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奇跡のりんごで思う

私は昨日まで知らなかったのだが,図書館で本を読んで「奇跡のりんご」という存在を知った.青森県弘前でりんごの無農薬栽培をしている木村秋則さんが作ったりんごのことだ.りんごは無農薬では栽培が難しいと言われていたそうだ.それを成功させたので「奇跡」という訳だ.本を読むと,無農薬を始めた理由は奥さんが農薬にかぶれるからだそうで,これはなるほどと納得できる.しかし,無農薬を始めて10年はりんごは実を結ばなかったそうだ.大変な苦労と努力を重ねて奇跡のりんごができたのだそうだ.ただし,木村さんは他の農家が農薬を使っているのを否定はしていない.よくある健康ヒステリーとは違う.自分は農薬を使わないし,使いたくない人に指導はするけど,農薬を使おうという人を止めたりはしないということだ.

それなのに,googleで奇跡のりんごを検索すると,インチキだのまぐれだのと奇跡のりんごを悪く言っている記事がいくつかひっかかった.農薬は必要だとか,農協は木村さんのりんごを買わないとか言っている.木村さんは農薬を使うのを否定していないのに,なぜ文句を言うのか.農薬を使いたければ使えば良いのに.もしかして農薬の利権にからんだ連中のやらせ記事かと思う.木村さんの成功を妬んでいるのかもしれない.努力して成功した人を妬むとは情けない輩がいるものだ.まるで中国人,韓国人のようだ.